日本機械学会・設計工学システム部門講演会†報告日:2018-11-12 報告者:中村 2018年11月4日~6日の日程で,沖縄・読谷村文化センターで開催された,日本機械学会・第28回設計工学・システム部門講演会 (D&S2018)において,中村が研究発表を行いました.昨年度に引き続いて2回目の発表でした.今回はオーガナイズド・セッション「OS13:情報・知能・システムデザイン」にて,NEC・細野様とセッションの座長をつとめました. 中村は「自発的ソフトウェア進化を促すプロジェクト要因の考察」というタイトルの発表を行いました.GitHubなどのソーシャルコーディングにおいて,開発者に自発的なソフトウェア進化を提案してもらうには,プロジェクトとしてどのような要因が必要なのか,ということを,主に開発者のモチベーションの観点から整理して発表しました.完全に情報畑の研究ですが,機械学会のコミュニティの方々から色々と質問・コメントをいただきました.NEC・細野様とは,こうした情報×機械の交流の機会は,多角的な視点でのアイデア創出が行われるので,これからもどんどんやっていくべきだと,その重要性を再認識しました. セッションでは,神戸大学・システム情報学研究科・藤井信忠先生のグループからの発表もあり,ハッカソンでのアイデア創出の方法など,興味深い発表がありました.「ものづくり」における設計の難しさは,機械分野,情報分野によらず共通してあることだと認識されました. また,懇親会は読谷村文化センターの中庭で行われました.天気にも恵まれ,大変楽しいひと時を過ごせました.初めて会う先生方ともたくさん交流させていただきました.また来年も参加したいと思います. 開錠の読谷村文化センター.役場に隣接するきれいなコンベンション施設です. オーガナイズドセッションの様子 座長のNEC細野さん. 読谷山花織事業共同組合・池原節子先生による特別講演 「読谷山花織を咲かせた人達」.よみたん ざ はなうぃと読みます.読谷の伝統工芸に指定されている織物の歴史の話です.大変に興味深い話でした. 委員懇親会の様子.部門長・徳島大・伊藤先生のごあいさつ.NEC・細野様,明治大・井上先生の計らいで,参加させていただけました. 都立大・下村先生のご発表.タイムアクシスデザイン. NECでの取り組み.未来ペルソナ.未来でのサービスを考え,そのための技術開発を今から準備する. 東大・木下先生のバックキャスティングに基づくタイムアクシスデザイン関する研究. 懇親会における表彰式の様子. 副委員長,同志社大・大久保先生と.楽しいひと時でした. |