ホームネットワークシステムにおける機器状態ログからのエネルギー浪費行動の検出

背景

家庭におけるエネルギーの増加が著しく,家庭における省エネが叫ばれている.
省エネに対する取り組みは多種多様であるが,家庭におけるエネルギー浪費行動の削減することが重要であると考えられる.

ホームネットワークシステム(HNS)と呼ばれる、家電機器やセンサをネットワークに接続したシステムが存在する.
HNSは複数の家電を同時に制御することが可能で,状態取得APIを実行することで各機器の状態を把握することも可能である.

HNSを浪費行動の削減手法として,利用することを目的として研究を行う.

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図1:HNS実験環境

従来サービスの限界

従来サービスでは電力消費量をグラフなどで可視化を行っている.
しかし,グラフの解釈はユーザ自身にゆだねられる為に,浪費行動となる箇所を発見することが困難であるだけでなく,ユーザの省エネ意識の高さにも左右される.

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図2:Google Power Meter

提案手法

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図3:提案システムの枠組み

評価実験と結果

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図4:実験結果(ユーザ不在時の機器の使用)

発表文献

北岡賢人, 瀬戸英晴, まつ本真佑, 中村匡秀. ホームネットワークシステムにおける機器状態ログからのエネルギー浪費行動の検出. 電子情報通信学会技術研究報告, Vol.110, No.450, PP.37-42, 電子情報通信学会, March 3-4, 2011


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