Research/SmartHealth

神経心理学的描画検査における描画過程の可視化とその利用

背景

神経心理学とは脳機能と心,行動の関係を明らかにする学問です.

絵や文字を描くことで,その人の深層心理や認知機能を把握する検査のことを,神経心理学的描画検査と言います.

認知症やうつ病などの早期発見が可能な描画検査の開発が期待されており,古くから様々な研究が行われてきました.

課題

これまで考案されてきた描画検査の多くは,描画の完成形のみを見て認知機能を測ったり,心理状態を予測することが一般的でした.

しかし,描画の順番や思考時間,ペン先の速度や筆圧など,完成形以外の様々な情報も,その人の心理状態や認知機能と密接に関係していると考えられます.

目的とアプローチ

描画過程の情報と,本人の認知機能や心理状態を把握するために,描画検査における過程の様々な情報を可視化するアプリケーションを開発しています.

ipadなどのタブレット端末からアプリを起動し,アプリ上で行われた描画検査は,描画検査を専門に扱う先生方のパソコンに送られ,新たな神経心理学的描画検査の開発に役立てられます.

アプリの画面

実験実施端末.JPG view_all.png 詳細.png


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Last-modified: 2024-02-14 (水) 11:29:47