スマートシティにおける大規模住宅ログ収集・活用プラットフォーム

背景

環境配慮型の都市実現を目的とした,スマートシティと呼ばれる次世代の都市計画が着目を集めています.

スマートシティでは都市中に設置された各種センサにより,交通網の状況や,各家庭のエネルギーの使用状況,家電機器の利用状態などの多種多様な都市ログが収集されます.

収集された都市ログは高度なデータ処理技術により解析され,社会サービスとして住民に還元されます.

具体的には,交通網最適化や地域単位での省エネ計画の実現といった,社会全体でのエネルギーの高効率化を目的としたサービス,住居周辺地域でのテレビ番組などのトレンド把握といった付加価値創造のためのサービスなど多岐にわたります.

現状での課題

ログ情報は一定周期での計測が必須であるという特性からその量が膨大になることが想定されます.

例えば,30 個の家電が設置された一家庭内での住宅ログを 1 分に 1 回取得することを考えた場合,一日で 43,200 件のログデータが発生します.

市町村区といった地域単位では,さらに数千から数万の世帯数を乗じた値のログデータが発生します.

また,高いリアルタイム性を持つサービスを実現するためには,そのデータ取得頻度を上げる必要があり,取得されるログデータ量も爆発的に増加します.

目的とアプローチ

本研究の目的は,スマートシティにおける大規模住宅ログデータの収集と活用を支援するための枠組みの提供です.

そのための手段として,大規模並列処理のためのフレームワークHadoopと,並列分散データベースHBaseを利用した住宅ログの収集・活用基盤,Scallop4SC (SCALable LOgging Platform for Smart City)を提案しています.

Scallop4SC

Scallop4SCのアーキテクチャを以下に示します.まず各住宅から収集されたログ情報はネットワークを通じて,Scallop4SC の管理する HBase の分散 KVS データベース上に蓄積され,Hadoop の分散処理基盤により処理が施されます.

またスマートシティ全体の構成情報は関係データベース上で管理されます.

最期に各種スマートシティサービスは Scallop4SC の提供する API を通じてログ情報や構成情報にアクセスし,住民へのサービスとして提供されます.

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発表文献


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