報告者:前田 2019-12-17
12月2日~4日にドイツのミュンヘンで行われたiiWAS/MoMM2019に参加しました.
iiWASはInternational Conference on Information Integration and Web-based Applications & Servicesの略で,webの技術を利用したアプリケーションやサービスに関するカンファレンスです.
中村研も多くの学生が研究でウェブアプリやウェブサービスを作成しており,うってつけの国際会議ということで毎年のように参加しています.
今年は参加者の数が過去最高で,iiWASとMoMM合わせて37の国から120件を超える発表があったそうです.
2日目のバンケットの様子.
バンケットはミュンヘン中央駅近くのレストランAugustiner Keller Münchenで行われました.
私と三浦さんは甲南大と静岡大の学生と席をご一緒しました.
中村先生は他国の研究者とガンガン英語で交流されていました.これが差である.
料理はまあまあでしたが,ビールがおいしかったです.
3日目の発表の様子.
三浦さんは初めての国際会議でした.初めてとは思えないこの貫禄.
私は最終日の最後のセッションで発表しました.ザ・無難.
Committee Chairの一人で,中村先生と仲良しのIsmail先生と記念写真.
来年のiiWASはタイのバンコクかプーケットで行われることが決まっているようです.いいですね~.
旅行中,三浦さんの知り合いで,ドイツに留学しているRyou君にお世話になりました.
彼は現在M2ですが,一年留年することにして10月から留学しているそうです.その行動力を見習いたい.
私も同じように留学しないかと誘われましたが,一年前に言ってもらえていれば本気で考えていたかもしれない.
ミュンヘンまで来たからにはノイシュバンシュタイン城は外せないということで,ミュンヘン中央駅から電車で1時間30分.そこからバス,さらにそこから馬車に乗りようやく城に到着.
ノイシュバンシュタイン城は別名「白鳥城」とも呼ばれているらしく,内部にも白鳥を模した装飾がありました.
どんよりとした天気でしたが,城の白さが際立って美しかったです.
発表が終わった日の夜は中村先生と共にRyou君おすすめのHofbraeuhausというレストランに行きました.
1リットルのジョッキとソーセージ祭り.
さらにその翌日は当初の予定にはなかったのですが,せっかくの縁なのでRyou君の留学先のミュンヘン工科大(Technische Universität München, TUM)を訪れました.
食堂と情報学棟
食堂広い!ビュッフェスタイルで取った料理の種類と量に応じて金額が決まるようです.
ちなみにRyou君はこの食堂の料金システムに一石を投じるプロジェクトを進めているらしく,エッジデバイスを用いて取得した画像などをもとに料金を決定するシステムを試作しているようなことを言っていました.
中村先生はこの時食べたものがドイツで食べた中で一番だと気に入っていました.
情報学棟はショッピングモールのような内装で,理由は分からないですが大きな滑り台もありました.
ほとんどの学生は研究室に自分の席がなく,いわゆるフリーアドレス制で,一階の席で食事をとったり,一緒に集まってプロジェクトを進めたりしているそうです.
私は研究室で3年間同じ席に居座っているので,そういうスタイルも羨ましいなと思います.
左から
・クリスマスマーケットでにぎわうマリエン広場
・かつての王宮ミュンヘン・レジデンツ
・妖精(ニンフ)の城ニンフェンブルク城
基本的に天気に恵まれてよかったです. それでも寒かったですが.
この後のグルノーブル訪問も含め,10日間とにかく密度の濃かった出張でした.その分得たものも多かったです.
何度行っても,やはり旅は素晴らしいと思います.
その土地にある名産,遺跡,暮らしている人々との触れ合い…
新しい体験が人生の経験になり,得難い知識へと昇華する醍醐味を感じられます.
社会人になっても,そうやって得た知識を糧に新たな経験を積み重ねていきたいと思います.
最後になりましたが,10日間先陣をきって案内していただいた中村先生,初の国際会議でかなり無茶な旅程に付き合わせてしまった三浦さん先輩,そして手厚く歓迎してくれたRyou君に感謝です.ありがとうございました!