ホームネットワークシステムにおける音声と視線を用いた複合的操作インタフェースの提案

ホームネットワークシステムにおける状況

近年,様々な情報機器や通信機能を備えた機器やネットワーク家電及び通信サー ビスが提供されるようになってきています.そして,機器やサービスは多く のユーザ が利用するようになってきており普及しつつあります.また,新たな機能を 追加し たネットワーク家電及びネットワーク家電を利用したサービスの研究が盛んと なってきています.このように将来,さらに多くの新たなサービスや機能が提供され ていくと考えられます.
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現在のホームネットワークシステムにおける操作方法

しかし,機器やサービスが増加することによりユーザが家電のサービスや機能 を操作することが困難となってくる状況が考えられます.例えば,市販されてい るほとんどの家電機器には専用のリモコンが付属されています.一般家庭には多数 の家電機器があり,家電のリモコンが増加するため,ユーザが操作したいとき対 応するリモコンを探す探索コストが増大します.また,各家電の機能が増えるとリ モコンのボタンが多くなるため,操作したい機能に対応するボタンを学習する必 要があります.また,買い替え等で機器が変わるとまたボタンの配置や意味を再度学 習する必要があります.

従来研究における直感的なユーザインタフェース

近年では,機器を操作するための学習コストが増加しているため,直感的なユー ザインタフェースが注目されてきています.例えば,見ている機器を直接操作対象 とする方法や,音声認識を用いて,機器名と操作コマンドで機器を操作する ことが可能な操作方式があります.しかし,音声認識においては,操作 可能機 器が多数存在しているときには,認識率が下がるという問題があります.また,機器 名を覚えなければならず,同種類の機器が複数存在し個別に操作するときは,機 器に番号を割り振る等のユニークな名前付けが必要となります.一方,視線計 測における機器制御方式では,機器を注視しているのか,偶然その方向を見てい るのかを判断できない問題があります.

視線情報および音声認識を組み合わせたユーザインタフェース

このように現状の方式ではいくつかの課題があります.そこで,本研究では音声認 識及び視線計測を組み合わせることで,双方のメリットを生かしたユーザインタ フェースを提案します.本研究においてユーザインタフェースを組み合わせる目的 は,音声による操作精度を向上し,視線により操作のユーザビリティを向上させ ます.

アプローチとして,音声認識及び視線計測を用いた家電操作インタフェース を提案します.具体的には,視線計測装置を用いてユーザの注視情報を取得し,注 視した時点での注視方向の家電機器のみを操作対象とし,その機器の操作に必 要となる音声認識のパターン(家電及び操作コマンド数) を動的に再構築するこ とで音声認識の精度を向上させます.本研究では提案手法を用いたシステムを実装 し,評価実験を行いました.


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関連研究発表

Naohiro YUASA, Kohei MITSUI, Hiroki SAKAKIBARA, Hiroshi IGAKI, Masahide NAKAMURA, and Ken-ichi MATSUMOTO, ``Operating Networked Appliances Using Gaze Information and Voice Recognition,'' In In Proc. of the IASTED International Conference on Human Computer Interaction (IASTED-HCI 2008), pp.107-112, March 2008. (Innsbruck, Austria) PDF


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Last-modified: 2008-04-22 (火) 13:27:46 (3925d)