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様々なアプリと連携可能なリアルタイム顔識別デバイスの研究

研究背景

画像処理やAI技術の急速な発展により,カメラなどにより取得した顔画像をもとに個人を識別する,コンピュータビジョンを用いた顔識別機能が様々なアプリケーションにおいて利用が進んでいます.
しかし,顔識別機能はアプリケーションへの新たな付加価値を与える一方,アプリケーションへ実装する際には,再利用性の低さによる開発の負担や,カメラやその周辺デバイスなどのリソース共有性の欠如などが問題となります.

アプローチ

そこで本研究では,あらゆるアプリケーションから利用できるような顔識別用サービスを提供するセンサデバイスである,顔識別センサボックスを提案し,これらの問題の解決を目指します.
顔識別センサボックスは,接続したカメラで撮影を行い,顔が検出された際にはコグニティブサービスを用いた顔識別を行うことで,映った人物を特定します.
識別結果は,あらかじめサブスクライブされた複数のアプリケーションに対して,Pub/Sub型のメッセージングモデルを用いて通知されます.

顔識別センサボックスの利点

顔識別センサボックスでは,同一空間で顔識別を必要とする複数のアプリケーションが,一つのセンサボックスを利用し,個々のタイミングで識別結果を利用することができるため,リソースの共有性が高くなります.
また,顔識別に関する処理はセンサボックス側に委譲できるため,開発者はアプリケーションの設計にかかる手間を減らすことができ,提供するサービスの本質への注力が可能になります.
また,アプリケーション内での依存を減らせるため,結果としてスケーラビリティの向上が期待できます.
顔識別センサボックスの利用例として,オフィスにおいて,入口に1台顔識別センサボックスを設置し,カメラの前を人間が通過する際,顔識別を行うと同時に勤怠管理の登録や,部屋への入退室記録の作成を行い,対象ユーザのPCのロックが解除され,個人に合わせたスケジュールやリマインダーの実行などを行う,といった,一連のサービスなどが挙げられます.

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発表文献


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Last-modified: 2019-03-25 (月) 12:45:00 (27d)