#author("2019-03-28T03:41:37+00:00","default:admin","admin") #author("2019-03-28T03:55:09+00:00","default:admin","admin") [[Activity]] * グルノーブル大学 University of Grenoble Aples (UGA) を訪問しました (中村) [#ace2e514] (2019-03-28 報告者:中村) 2019年3月20日~25日の日程で,フランス・グルノーブルにあるUniversity of Grenoble Alpes (UGA) を訪問しました. UGAとシステム情報学研究科とは,昨年,大学間協定を締結しました. その中で,共同研究や学生の交換留学に関する制度が整いつつあります. 今回の訪問の目的は,UGAのLydie du Bousquet 先生との共同研究と, 5月から神戸大に3か月間インターンとして来日する4名の学生の面談を行う ことでした. Lydie先生との研究では,機械学習を載せたソフトウェアシステムを どのように設計,テストするかという問題について,議論をしました. AIシステム,特に機械学習が組み込まれたシステムは,データや 環境に応じて振る舞いが適応的に変化します.そのため,システムを 実装する前に仕様を定義することが極めて困難であり,従来の ソフトウェア工学のアプローチが通用しません.今回は,こうした現状の 把握と整理,スマートホームにおける空調サービスを例題とした ケーススタディについて考察しました. また,大学でのセミナーを依頼され,1時間ほど講演してきました. 発表内容は以下のタイトルです. - Improving Health and Quality of Life in One-Person Households Using IoT and Machine Learning この春,Dを卒業した鈕龍君の最新の成果をかいつまんで,1時間ほど 話してきました.教員,学生合わせて20名ほど聞きに来てくれました. また,インターンで受け入れる学生4名との面談も行いました. 4人ともLydie先生の受け持ちの学生で,ソフトウェアの検証・テスト に興味があるのですが,今回「機械学習ベースのソフトウェア・システム の形式的検証」という研究題目で,プロジェクトを実施する計画です. 他にもサイバーセキュリティに興味があるということでした. 性格はみな明るく,英語もコミュニケーションに不自由ありませんでした. 目下UGAのコースで日本語を勉強中だそうです. 2019年度も面白い国際交流が続けられそうです! 訪問したUGAのIMAG研究棟. &attachref(01.jpg); Lydie先生にお土産をあげました. &attachref(02.jpg); Gilles Bisson 先生とディスカッション.データのクラスタリング可視化に関する話題を議論しました. &attachref(03.jpg); &attachref(04.jpg); 中村のセミナーの様子. &attachref(05.jpg); &attachref(06.jpg); インターンにやってくる予定のM1学生たち.日本での研究にとても興味があるそうです. &attachref(04.jpg); グルノーブルのバスティーユ砦からの眺め.この日はとても天気が良く, 遠くにモンブランが見えました. &attachref(07.jpg);